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さおりさん
職場のことを考えると、夜も眠れない日がある。
誰にも相談できないし、どうしたらいいのか分からなくて…。
りぃママ
その夜、私は本に助けられました。
人には言えなくても、本になら、何時間でも相談できたんです。
私は、福祉職12年・転職2回の社会福祉士です。
上司のパワハラと先輩のモラハラで、もともと低かった自己肯定感がさらに削られ、心が壊れる寸前まで働き続けた時期があります。
誰にも相談できませんでした。夫にも、職場の人にも。
そんなとき、寝かしつけのあとの30分で読んでいたのが、この記事で紹介する本たちです。
読んだら人生が変わる、なんて言いません。
でも、「そう考えてもいいんだ」と許してくれる言葉に、私は何度も救われました。
📖 この記事でわかること
・職場の人間関係がつらいときに読んでほしい本
・自己肯定感が下がりきったときに、私を立て直してくれた1冊
・疲れているときの、本の読み方のコツ
職場の人間関係がつらいときに読んだ本
①『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』(アダム・グラント)
人を「与える人(ギバー)」「奪う人(テイカー)」などに分けて、どういう人が最後に豊かになるのかを、研究をもとに書いた本です。
読んで一番ハッとしたのは、与える人が必ず報われるわけではない、と書いてあったところでした。
与え続けるだけの人は、奪う人に搾取されて、いちばん不幸になりやすい。
福祉の現場で「頼まれたら断れない」を続けていた当時の私は、まさにこれでした。
この本は、そこで終わりません。搾取される人と、ちゃんと報われる人は何が違うのかまで書いてあります。
「優しさをやめなさい」ではなく「優しさの使い方を変えなさい」と言ってくれる本でした。
②『幸福のための人間のレベル論』(藤本シゲユキ)
人をいくつかの階層に分けて考える、という本です。
はじめて読んだとき、正直ちょっと乱暴な考え方だなとも思いました。
それでも私が救われたのは、この一点です。
「仲良くできない人もいる」
学校では「みんなと仲良く」「人には親切に」と習ってきました。だから、うまくいかないのは自分のせいだと思っていたんです。
でも、そうじゃなかった。
攻撃してくる人、嫌味を言ってくる人とは、距離を取っていい。割り切っていい。
そう思えた日から、職場での呼吸が少しだけ楽になりました。
自己肯定感が、下がりきっていた頃に読んだ本
③『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書』(中島輝)
7冊のなかで、私がいちばん助けられた本です。
当時の私は、こんな状態でした。
- どうせ自分なんて、何をやってもうまくいかない
- できていないところばかりが目につく
- 他の人はちゃんとやれているのに、私だけ
もともと自己肯定感が低いところに、パワハラとモラハラが重なって、地面を掘るように下がっていったんです。
この本を読んで、いちばん腑に落ちたのは「比べるのをやめよう、ではなく、比べてしまう自分を放っておこう」という考え方でした。
比べてしまうのは仕方がない。人間だから。
だからそれは変えようとせず、そのまま置いておいて、代わりに別のことをする。
- 自分の好きなことに没頭する
- 否定的な言葉を、肯定的な言葉に置き換える
- 感情を、そのまま書き出す
- 寝る前に、その日できたことを思い返す
派手に爆上がりはしませんでした。
でも、ゆっくり、確実に上がっていったんです。あの頃の私に、いちばん必要だったのはこれでした。
職場で自己肯定感が削られていく仕組みについては、モラハラ職場を辞めたい|「私が悪い」と思う前に知ってほしい判断基準にも書いています。
これからの生き方を考えたくなったときに読んだ本
④『精神科医が見つけた 3つの幸福』(樺沢紫苑)
幸せを3つのホルモンで説明した本です。心身の健康による幸せ、人とのつながりによる幸せ、成功や達成による幸せ。
読んで気づいたのは、私は「成功や達成」の幸せばかり追いかけて、土台の健康を後回しにしていたということでした。
もっと稼げたら、もっと認められたら幸せになれる。
そう思って走っていたけれど、眠れなくて、涙が出て、体が起き上がらない状態で、幸せになれるはずがなかったんです。
「幸せの土台は、心と体の健康」。当たり前のことを、当たり前だと思えていなかった自分に気づきました。
⑤『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』(水野敬也)
こちらは物語です。「やりたいことが分からない」まじめな主人公に、ガネーシャという神様が課題を出していきます。
正直に言うと、この本が今の私を作りました。
本の中で、こんなワークが出てきます。
- 好きなにおい、好きなもの、好きな場所を書き出す
- やりたくないことを書き出して、裏返してやりたいことに変える
- 過去のつらい出来事を、これからのための「伏線」として捉え直す
寝る前に、ノートに書いてみたんです。
そうしたら、「本当にやりたいこと」のスタートラインに、やっと立てた感覚がありました。
大きな夢は見つからなくてもいい。
「私はこれが好きだったんだ」が1つ見つかるだけで、毎日の色が変わります。
⑥『30代にしておきたい17のこと』(本田健)
30代のうちに考えておきたいことを、17個の切り口で示してくれる本です。
「今の仕事を一生続けたいのか」「お金とどう向き合うか」「体をどう守るか」。
どれも、忙しさを言い訳にして考えるのを後回しにしていたことばかりでした。
答えをくれる本ではありません。問いをくれる本です。
毎日を回すだけで精一杯だった私が、はじめて「この先」に目を向けたきっかけになりました。
⑦【番外編】『ユダヤ人大富豪の教え』(本田健)
タイトルを見て「お金の本か」と身構えるかもしれません。私もそうでした。
でも中身は、物語の形をした生き方の本です。
好きなことや得意なことで稼ぐこと、失敗を失敗のままにしないこと。
お金だけで幸せにはなれない。
けれど、お金で防げる不幸も、お金で買える選択肢も、確かにあります。
一生懸命働いているのに生活も心も楽にならない──そう感じている人に、静かに効く一冊です。
疲れているときの、本の読み方
さおりさん
読みたい気持ちはあるの。でも、開いた瞬間に寝落ちしちゃって…。
りぃママ
それでいいんです。
ワーママの読書は、最後まで読まなくていいと決めてしまいましょう。
疲れているときに「一冊読み切ろう」と思うと、それ自体がタスクになって苦しくなります。私がたどり着いたのは、この3つでした。
目次を見て、刺さった章だけ読む。 順番どおりに読む必要はありません。今の自分が痛いところから開けばいいんです。
電子書籍にする。 寝室を暗くしたまま、スマホで読めます。子どもを起こさずに済むのは、本当に大きい。
1つだけ試す。 読んだあと何も変わらないのは、読み方ではなく「試さないから」でした。本は、1行実践してはじめて効いてきます。
📝 本は、いちばん安い「相談相手」でした
誰にも言えない悩みを、1,000円台で聞いてもらえて、何時間でも付き合ってくれる。当時の私にとって、本はそういう存在でした。カウンセリングにも通えず、友人にも言えなかったあの時期を越えられたのは、この人たちの言葉があったからです。
本では足りないと感じたら
ここまで書いておいて、大事なことをお伝えします。
本で解決できないことも、あります。
私自身、本に助けられながらも、最終的にはその職場を離れました。読んで気持ちが整っても、環境そのものが変わらなければ、削られ続けるからです。
眠れない日が続く、涙が止まらない、「消えたい」と思う瞬間がある。
そんなときは、本より先に、人に頼ってください。
🍀 つらさが続くときは、ひとりで抱えないでください
無料・匿名で相談できる窓口があります。大げさなことではありません。
▸ こころの耳(厚生労働省):働く人のメンタルヘルス相談(電話・SNS・メール)
▸ よりそいホットライン:0120-279-338(24時間・通話無料)
▸ お住まいの精神保健福祉センター:地域の公的な相談窓口(一覧ページ)
そして、つらさの原因が職場そのものにあるなら、環境を変える道もあります。
判断の目安は心が壊れる前に退職していい|「まだ頑張れる」が一番危ないサインにまとめました。
今夜できる、たった1つのこと
🌙 今夜の宿題(3分で終わります)
7冊のうち、タイトルを見ていちばん心が動いた1冊を選んでください。
買わなくていいんです。サンプルを1ページだけ読むか、カートに入れて閉じるだけでも。
「自分のために何かを選んだ」という事実が、今夜のあなたを少しだけ支えてくれます。
本と心について、よくある質問
💬 よくある質問(FAQ)
Q. どれから読めばいいですか?
今いちばん痛いところから選んでください。人間関係がつらいなら①か②、自分を責めてしまうなら③、この先の生き方に迷っているなら⑤か⑥です。私が最初に手に取ったのは③でした。
Q. 自己啓発本って、読んでも変わらない気がします。
その感覚、正しいと思います。読むだけでは変わりませんでした。変わったのは、書いてあることを1つだけ試したときです。「寝る前にできたことを思い返す」を続けただけで、朝の気分が違ってきました。
Q. 本を買うお金がもったいなく感じてしまいます。
図書館でも読めます。ただ、当時の私は「自分のために1,500円を使う」こと自体がリハビリでした。子どものものは迷わず買えるのに、自分のものだけ我慢していませんか。もし心当たりがあるなら、その一冊は本以上の意味を持つかもしれません。
さいごに
あの頃の私は、誰にも「しんどい」と言えませんでした。
夫に言えば鼻で笑われ、職場では悟られたくなくて笑顔を作って。
そんな私の話を、黙って聞いてくれたのが本でした。
本は、あなたを助けてはくれません。
でも、「そう思っていいんだよ」と、そっと肯定してくれます。
それだけで越えられる夜が、確かにあるんです。
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全部読み切らなくていい。
1行だけ、持ち帰ればいい。
あなたは、大切な存在です。
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今夜も一日、おつかれさまでした。


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