さおりさん
仕事の内容自体は、嫌いじゃないの。
でも人間関係がつらくて…。それだけで辞めるのって、甘えだよね?
りぃママ
はっきり言いますね。甘えではありません。
「甘えかも」と2年耐え続けた私が、身をもって学んだことをお話しします。
私は、福祉職12年・転職2回の社会福祉士。
職場の人間関係に苦しみながら、「これくらいで辞めるのは甘えだ」と自分に言い聞かせて、2年間耐え続けた経験があります。
その結果どうなったか。心が壊れかけて、限界を超えてからの退職になりました。
だからこの記事では、当時の私と同じように「甘えかな」と自分を責めているあなたに、
人間関係での退職が甘えではない理由を、実体験からお伝えします。
📖 この記事でわかること
・人間関係での退職が「甘えではない」3つの理由
・我慢を続けるとどうなるか(私の実体験)
・辞める前にやっておきたい3つのこと
人間関係での退職が「甘えではない」3つの理由
理由① 人間関係は、退職理由の「王道」だから
まず、事実から。
各種の退職理由調査では、「上司や同僚との人間関係」は常に上位の常連です。
建前の退職理由では「家庭の事情」と言う人も、本音では人間関係、というケースは非常に多い。
つまり、人間関係で辞めたいと悩んでいるのは、あなただけではありません。
働く人の悩みの、ど真ん中です。それを「甘え」と呼ぶなら、世の中は甘えだらけになってしまいます。
理由② あなたが我慢しても、相手は変わらないから
当時の私は、こう考えていました。
「私が我慢すれば、うまく回る」「私が変われば、相手も変わってくれるはず」
だから、怖い上司の顔色をうかがい、先回りしてフォローして、
苦手な先輩の話に愛想笑いをして、「よいしょ」までして。
でも、何も変わりませんでした。
無視も、理不尽な叱責も、八つ当たりも、なくならなかった。
すり減ったのは、私の心だけでした。
これは断言できます。
相手は変えられません。変えられるのは、自分と、環境だけです。
そして「環境を変える」の中には、「職場を変える」も含まれるんです。
理由③ 心が壊れてからでは、取り返しがつかないから
「甘えだ」と思い込んで我慢を続けた私に、何が起きたか。
出勤途中の車の中で、何もないのに涙が出るようになりました。
手が震え、上司に報告するときは、心臓が口から飛び出そうなほどバクバクして。
体は、正直でした。
「これ以上は危ない」と、SOSを出し続けてくれていたんです。
幸い、私はぎりぎりのところで退職を決められました。
でも、あのまま続けていたら、日常生活そのものが壊れていたと思います。
だから、痛みを感じているうちに、逃げてほしい。
心が壊れてからでは、回復にずっと長い時間がかかります。
「甘え」という言葉の、本当の正体
さおりさん
でも、「人間関係くらいで」って周りに思われそうで…。
りぃママ
考えてみてください。
1日の大半を過ごす場所の人間関係って、「くらい」じゃなくて「ほぼ全部」ですよ。
「人間関係くらいで辞めるなんて」という言葉、よく聞きますよね。
でも、冷静に考えてみてください。
仕事をしている間、私たちは1日の起きている時間の半分以上を職場で過ごします。
その時間ずっと、緊張して、顔色をうかがって、傷つけられているとしたら。
それは「人間関係くらい」ではありません。
生活の質のほぼ全部です。
「甘え」という言葉は、たいてい我慢を美徳にしたい誰かの物差しです。
あなたの心と体を守る責任は、その誰かではなく、あなたにあります。
だったら、物差しも、あなたのものを使っていいんです。
辞める前に、やっておきたい3つのこと
「甘えじゃない」と分かっても、勢いだけで辞めるのはおすすめしません。
後悔しないために、この3つだけやっておきましょう。
✅ 辞める前の3つの準備
1「相手の問題」と「職場の問題」を切り分ける
つらさの原因が特定の1人なら、異動や配置換えの相談で解決する可能性も。職場全体の空気なら、環境ごと変える方が確実です。
2次の職場の「人間関係」を見極める質問を用意する
同じ失敗を繰り返さないために。面接で「職員の定着率」「チームの雰囲気」を確認しましょう。具体的な質問例は柱記事の「面接で確認すべき3つの質問」にまとめています。
3退職理由の「建前」を用意しておく
職場に伝えるのは「家庭との両立のため」等で十分。本音を全部言う義務はありません。伝え方は退職の切り出し方で解説しています。
今夜できる、たった1つのこと
🌙 今夜の宿題(1分で終わります)
スマホのメモにこう書いてみてください。
「私は、我慢するために働いているんじゃない」
書いて、眺めて、今夜は閉じてOK。その一行が、あなたの物差しを取り戻す最初の一歩です。
人間関係での退職についてよくある質問
💬 よくある質問(FAQ)
Q. 面接で退職理由を聞かれたら、人間関係と正直に言うべきですか?
そのまま伝えるのはおすすめしません。「チームで協力しながら長く働ける環境を求めて」など、前向きな言葉に変換しましょう。嘘ではなく、同じ事実の別の言い方です。
Q. どこの職場にも、嫌な人はいるのでは?
たしかに、完璧な職場はありません。でも「合わない人がいる職場」と「特定の人に攻撃され続ける職場」は別物です。あなたが傷つけられているなら、それは我慢の対象ではありません。
Q. 転職しても、また人間関係で悩んだらと思うと怖いです。
その不安は自然なものです。だからこそ、面接で職場の実態を確認する質問を用意しましょう。そして覚えておいてください。一度環境を変えられた人は、「また変えられる」という強さを手に入れています。
さいごに
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
「人間関係で辞めるのは甘え」──
その言葉に縛られて2年我慢した私から、最後にひとつだけ。
我慢し続けた2年間で、私が手に入れたものは、何もありませんでした。
失いかけたものは、心と体と、家族との穏やかな時間でした。
✦
あなたが弱いんじゃない。環境が合わないだけ。
あなたのペースで、離れていい。
あなたは、大切な存在です。
✦
今の職場だけが、あなたの居場所じゃありません。
今夜は、ゆっくり休んでくださいね。
🍀 つらさが続くときは、ひとりで抱えないでください
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